2010年1月22日金曜日

白菜

身近な白菜は今が旬、水分90%といわれますので、なんとなく健康にも美容にもよいようなイメージがありませんか。
冬の鍋で沢山食べても安心ですね。
大晦日には家族ですき焼き鍋を囲んだものです。普段は青背の魚中心でしたが、大晦日には牛肉の上等のところを奮発しました。・・余談ですが、このスタイル、半世紀をはるかに超えていますが未だにこれといった病に取りつかれていません。有難いことです・・

すき焼きといえば旬の白菜がつきもの、そして漬物・・ちょいと調べてみました。

白菜:Chinese cabbage(英)

品種:
アブラナ科アブラナ属。中国が原産。
キャベツと同様、結球する品種と結球しない品種がありますが、 日本で普通に白菜といっているのは結球または半結球するタイプです。

我が国への導入:
日本には明治初年に導入されました。
日清・日露戦争に従軍した日本の農村出身の兵士が中国大陸で白菜を食べて、その大きさや味に感心したのが全国的に広まるきっかけとなりました。

中国から各地に導入された種をもとに、宮城、愛知、石川で、それぞれ松島群、野崎群、加賀群という、日本の白菜を代表する三大品種群がつくり出されました。

明治末期から大正にかけて、宮城県の沼倉吉兵衛が宮城県農業高等学校と伊達家養種園で芝罘白菜(チーフ白菜)の導入に成功しました。松島湾の馬放島という小島で隔離育種したので、松島白菜の品種名を与えられました。農家は島で採取した種を得て栽培し、仙台白菜の名で出荷しました。

同時期に愛知県名古屋市中川区大蟷螂町付近で野崎徳四郎(キャベツやカリフラワーの普及にも関与)が山東白菜の改良を進め、現在のように結球するハクサイができたといわれています。

昭和に入って石川県でも栽培が軌道に乗り、これで現在の主要系統である松島群、野崎群、加賀群という三大品種群が作り出されたことになります。


栄養素:
白菜にはビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、他にイソチオシアネート(アブラナ科(大根、かぶなど)の辛味成分)なども含まれています。
イソチオシアネートは、消化の促進、血栓の予防、ガンの予防などの作用が知られています。
これらの栄養成分から白菜の効能としては美肌効果、風邪の予防、便秘の改善、利尿作用、動脈硬化やガンの予防などが挙げられます。

昨今、野菜というと、農薬、産地偽装などの問題が噴出してきましたが、生産者の顔が見えると安心ですね。有機低農薬栽培などが普及してきているのは良いことです。

出回り期:
全国生産の半分以上が茨城県です。ただし、白菜は暑さに弱いのですが、きちんと結球させるためにはある程度の気温も必要なので、地域によって採れる時期が決まってきます。
7月から10月は長野県
11月から1月は茨城県
2月から3月は兵庫県のものが主に出回ります。

2010年1月7日木曜日

水分を小まめに補給しましょう

水分が不足する血液サラサラでなくなりますので、小まめに水分補給をしましょう。
水が無いと、地球上の生き物は、存在できないですね、動物も植物も。
普段は特別に意識することなく水を使っています。でも私たちは水に生かされているのですね。地球上の生物の全てが。小まめな水分補給が大切です。

健康維持に、水分補給は、大切ですね。
美容・美肌の話も盛んで、保湿保湿と言われますが、体内の保湿も大切です。

人はペットボトル18本分の水分を身に付けているそうですが、ほんとかしら、とも思われますが。人の体重の大凡60%が水分といわれています。
体重が60kgの人は36リットル、2リットルのペットボトル18本の水が体内にあることになります。
その体内の水分が1 %不足するだけで、猛烈にのどが渇き、血液はドロドロになり、高血圧、糖尿病の危険性が高まるのだそうです。
腸には老廃物が溜まり、代謝機能が低下します。

では、人が必要とする水の量はどのくらいでしょうか。
成人で体重1kg当たり50ml、体重60kgの成人だと 60kg×50ml/kg=3000ml=3リットルということです。

食事で摂っているのが1日1.5リットルといわれますので、残りの1.5リットルを水で飲む必要があるわけです。

水を飲むのも、日中こまめに飲むのがよいということです。集中して飲むと、胃腸に負担がかかるというのです。

夏には特に気を付けて、こまめに水分を補給しましょう。夏は汗をかき、脱水症、熱中症など注意が怠れないです。
冷たい水を飲むと、体を冷やします。冷蔵庫から出したときはある程度暖まってから飲むと良いでしょう。


ところで、水には硬水と軟水があります。その違いは、硬度によります。
硬度とは、水に含まれるカルシウム量とマグネシウム量のことで、おおよその目安は  100mg/L 以下  軟水
  300mg/L 以上  硬水
の通りです。

日本は昔から軟水を料理に使ってきました。だしを取って煮物や吸い物にしたり、ご飯を炊くのも軟水です。
欧米は多くが硬水です。硬水では、だしなどの旨み成分が溶け出しにくいため、オープンで焼いたり、ワインや牛乳で煮込むなど、水をそのまま使わない料理が多いです。