シミもソバカスも年齢にかかわらず、現れるようです。
しみは肝班(かんぱん)、そばかすは雀の卵に似ていることから、正式には雀卵班(じゅくらんはん)といわれます。
シミ 皮膚の中で色素沈着が起こり、ほかの部位よりも色が濃く見える状態
ほんの少しでも肌全体が暗く、老けて見えます。
メイクをしてもカバーしにくいため、年齢を問わず女性の深刻なトラブルになります
色素沈着 皮膚に紫外線が当たると、肌細胞を守るために、最下層にある色素細胞(メラノサイト)がメラニンを生成します。
通常、メラニンは表皮細胞に送られ、ターンオバーとともに排出されるが、紫外線を長時間浴びてメラニンが過剰に増えたり、ストレスなどでターンオーバーが遅れると、色素沈着を起こします。
■シミの種類は3つあります。
色や形、位置、広がり方で別れる
・日光性黒子(こくし)(老人性色素斑)
形状 平らで境界線がはっきりした黒っぽいシミ。
顔だけでなく腕にも発症。
原因 長期の紫外線照射が主因。中年以降に増え、シミ部分の厚みが増すと脂漏性角化症になることも。
・雀卵斑(ソバカス)
形状 頬や鼻の周辺、手の甲、腕、背中などに、直径2~3mmの丸い褐色斑が無数に現れるシミ。遺伝によるといわれている。
原因 色白の人に多く、遺伝的な要因が強いとされている。3歳ころから出始め、思春期に特に顕著にあらわれ、その後、色調は徐々に減少する。通常は夏に目立ち、冬にはわかりにくくなる。紫外線により悪化することもある。
肝斑
形状 頬骨に沿って左右対称に出る薄褐色のシミ。目の周囲にはできず、そこだけ色が抜けたように見える。
まれに額や口の周りに発症したり、左右非対称の場合もある。
原因 紫外線とストレスなどによる女性ホルモンの乱れが原因。閉経とともに薄くなることも。